パイガオポーカーとは?
パイガオポーカーのすすめNo.1 by GENさん
GENです。余り日本人には人気はないのですが、私のメインゲームであるパイガオポーカーについて6回に分けて説明します。私は他のゲームでは控除率の良いゲームも含めてトータルでは負けていますが、このゲームだけは勝っています。(前回のオフで大負けしたのでトータル勝利金額は微々たるものになってしまいましたが)。
このゲームは配られた7枚のカードで5枚と2枚のカードでポーカーの役を作り、バンカー(ディーラーではありません。-これが勝つポイント-)との優劣を競うものです。従って、最低限ポーカーの役を知らないと話になりません。本稿もポーカーの役は知っているものとして、説明します。
それでは、なぜこのゲームがおすすめなのか説明します。
(1)胴元ができる。
皆さんご存じのように、カジノゲームはそのルール上胴元が有利になっています。例えば、BJだと、プレイヤーとディーラーが共にバーストした場合は、プレイヤーの賭金が没収される等です。このゲームとこのゲームのもとになったパイガオ(タイル)はその有利な胴元をディーラーだけでなく、各プレイヤーもできるということです。
このゲームの胴元(以後、バンカーといいます。)の有利な点は、同じ役の場合、引き分けではなくバンカーが勝つという点です。先ほど5枚と2枚のポーカー役を作ると言いましたが、2枚のほうは同じ役ができやすいのです。(大体20回に1回程度だと思います)
(2)プレーの選択の余地がある
1回のプレーの度に、どのように5枚と2枚に分けるかという判断を自分でくださなければなりません。もちろん、最適なプレーをする基準はありますが、各カジノが決めている基準(これをハウスプレーといいます)も各々異なるので、BJのベーシックストラテージみたく確定したものではないと思います。
この戦略の違いは、2ペアーが役にからんだ場合に多く現れます。私の経験では、ミラージ系は守備的で、ストラスやサーカス系は若干攻撃的かなと感じました。
(3)勝負に時間がかかる
皆さんは、テーブルゲームをするばあい、調子がでる前にアッという間に負けてしまったという経験ありませんか?このゲームはゲームそのものが儀式的で1ゲームにかかる時間が長い上に、5枚と2枚に分けたカードの双方が勝つか負けるかしないと勝負が決まりません。つまり、5枚で勝って2枚で負けたりしたばあいや、その逆の場合は引き分けになります。(これをプッシュといいます。)
一般的には、一時間にBJでは80-100勝負くらいですが、このゲームでは50勝負くらいで引き分けを除いた実際の勝負数は15-25くらいです。この点で、刺激性が足りないと言う人も多く、一般化されないのかもしれません。
(4)ディーラーとのコミュニケーションがはかれる
このゲームはアメリカでも一般的ではないので、プレイヤーが5枚と2枚をわける時、どのようにしたらいいか尋ねることが一般化しています。このとき、ディーラーは各カジノのハウスプレーを教えてくれます。
また、各カジノでもこのゲームのディーラーができる人は少ないので、何度か行くうちになかよくなれます。このことはプレイヤー同志でも同じで、私もトレジャーで知り合ったバンクーバーのおばさんとメールでやりとりしています。
(5)コンプサービスが受けやすい
1プレイに時間がかかるので、1日数時間プレイすることになるので、ピットボス等のカジノの役職者に顔と名前をおぼえてもらえるので、食券などもらいやすくなります。
以上のように、お勧めできる点は多々あるのですが、これはちょっとという点もあります。
(1)テーブルミニマムが高め
1プレーに時間がかかるので、カジノはその収益率をあげるためテーブルミニマムを高く設定する傾向があります。トレジャークラスで一般的には25ドルで、休前日の夜などは100ドルになることもあります。
(2)中国系プレイヤーが多い
このゲームの基になっているのは中国のパイガオというゲームです。従って、プレイヤーは中国系の人が多く、皆さんも経験したことが多いと思いますが、彼らは人生を賭けて賭博をしているみたいなところがあるので、テーブルが鉄火場的になるばあいがあります。このときは、有利なバンカープレイが資金的にできなくなるので、私もすぐ逃げ出します。
(3)テーブル数が少ない
各カジノのテーブル数は2-3台程度なので、プレイしたくてもできない場合があります。
(4)ディーラーが間違える
あまり一般的なゲームでないので、なれないディーラーがもたもたして、ひどいときは間違える場合があります。特にジョーカーがからんだばあいに多いです。
(5)ちょっと財布が必要
ミニマムレートが高く、勝つために胴元をやろうとすると、どうしても最低1000ドル程度チップに両替しなければなりません。ただ、プレイヤーだけのゲームですと、経験上1回の賭金50ドル平均で1日6-8時間のプレーしても、普通は300-500程度の
勝負でしょう。(ちなみにこのくらいだと、平日のルームと2人分のカフェでのディナーをサービスしていただけるでしょう)
(6)勝つとコミッションが取られる
このゲームはルール上有利なバンカーをカジノだけではなく各プレイヤーもできるため、各プレイで勝つと、その度ごとに勝利額の5%をコミッションにとられます。バカラがルール上有利なバンカーで勝ったときのみとられるのにたいし、このゲームはプレイヤーで勝ってもとられるので損した気分ですね。
この後、プレイの仕方や戦略等を順次説明していきます。
ご意見等どんどんフォローしてくださいね。
なお、吠太郎さんのHPに詳しい戦略表がでていますので参考にされるとよいと思います。
GEN